第2話 ユリ

ユリが「あれ?久しぶりだね。最近どう?」と小学校からの同級生が此方に近づいて来た。

ユズキが「あ、ユリ。久しぶりだね。最近はねー、遅刻して中学入学してからそうそう怒られて居たわ」と頭を搔いた。

ユリが「まったく、バカなんだから。遅刻する人が居る?」と少し笑いが起こっていた。

カナコが「ユズキ?何やって居るの?」と声を掛けて来た時に、ユズキが「あ、この子私の小学校の同級生で、ユリって言うの」とカナコにユリを紹介した。

ユリが「初めまして。まさか、一緒になるとは思って無かったわ」とニヤリと笑みを浮かべていた。

ユズキが「そうだね。でもさ、同じ中学だから先生の嫌味とか一緒に話せるから良いよね?」とユリに返事をした。

カナコが「いいなー。一緒に話せる人が居て幸せだね」と笑って居た。

ユズキが「ええ?そんなに良いものかな?たまたまだよ」とカナコに話をすると、カナコは「私一緒の中学とか、一緒に話せる人が居ないから羨ましくてさ」と話をして居た。

ユズキは「そうなんだ。じゃ、寂しいね」と苦笑いをした。

ユリが「2人とも、昔から仲良しなの?」と突然聞いて来たので、ユズキが「違うよ。此処で仲良くなったんだよ」と話し掛けた。

ユリが「そうなんだ。じゃ、これからは仲良くいつまでも大人になっても仲良しでやっていけそうだね」と笑って返事を返した。

ユズキが「どうかな?ある時ふと、友達だと思ったら裏切られたりしてね?」と苦笑いを浮かべていた。

カナコが「何よ?まさか、ユズキもそう思って居るの?私は、末永く仲良くしたいなって思っているよ」とユズキの返事に答えた。

そうして学校が終わり、自転車で走って行くユズキを見ていたのは、誰だったのだろうか。

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