「アレ」だけで説明する日本昔話
ちびまるフォイ
アレクサ、名詞・動詞をすべてアレに置き換えて説明して?
アレがアレをアレしていると、
ずる賢いアレはアレにアレをアレしました。
「やあアレさん、いいものをアレしているね」
「やあアレ」
「そのアレとアレをアレしないかい?」
「いやそれは……」
「アレはアレすればアレだけど、アレはアレすればアレできる。
長い目で見ればアレじゃない?」
「うーーん、そうかも。それじゃアレしよう」
「はいどうぞ」
こうしてアレとアレはアレをアレしました。
アレはアレをアレして、アレを楽しみにアレしていました。
アレの念願かない、ついにアレはアレしました。
「やったぁ、これは大きなアレができたぞ」
嬉しそうにアレをアレしようとしましたが、
アレではアレに届きません。
そこにアレがやってきてこうアレしました。
「アレしているようだね。どうかしたのかい?」
「実は……」
アレがアレをアレすると、アレは心良くアレしました。
「それなら私がアレしてきてあげるよ」
「本当かい?」
「こんなの朝飯前さ」
アレは軽快にアレへアレすると、
そこに実っているアレをアレして美味しそうにアレしました。
「おーーい、アレが違うじゃないか。
こっちにもアレしてくれよ」
「ああ、わかったよ。それなら……こうだ!」
アレはアレしているアレではなく、
まだアレなアレをアレに向かってアレしました。
「ひどいじゃないか。なんてことをするんだ」
「へっへーーん。悔しかったらアレしてみな」
「くそぅ……」
アレにアレできるはずもなく、アレはしかたなくアレしました。
アレにアレしてからも腹の虫は収まりません。
アレをアレすると、どうやらアレの意地悪さはアレでもアレのようでした。
「おいどんもアレしていたどん」
「私もほとほとアレしているビー」
「マロもアレしているんよ~~」
「ふんっ。別にアレしてるわけじゃないからっ」
「僕だけじゃなかったんだ……!」
こうしてアレとアレとアレとアレは、
みんなでアレしてアレをアレすることを決めました。
アレがまだアレにアレなことをアレしてから、
アレはアレの中へ。アレはアレへ。アレはアレにアレしました。
なにもアレしていないアレは、
のんきにアレをほおばりながらアレしにきました。
「はっはっは。まったくアレなアレだぜ。
アレされているとも知らずに」
もうすっかりアレは冷え始めています。
冷えたアレをアレするため、アレはアレへとアレしました。
そのときです。
「いまだマロ!」
アレの中でアツアツにアレしていたアレがアレしました。
不可避の一撃。
完全にアレしていたアレは思い切りアレしました。
「アッツ!!! 痛ったぁ!!!」
不意打ちでアレされたアレは、
アレされたアレをアレしようとアレに向かいました。
「ひえええ! 早くアレしないと!」
しかしそこにもアレがアレしたいのです。
「くらえビー!」
「ぎゃん!!」
今度はアレしていたアレがアレにアレをアレしました。
あわててアレするアレに、アレを休めることなくアレをアレし続けました。
「アレすんじゃねぇビー!」
「痛い痛い!! やめてぇーー!」
たまらずアレはアレからアレしようとアレをアレしました。
あまりの慌てようにアレのアレにも気づきません。
「うわっ!?」
アレをアレし、アレから思い切りアレしました。
強打したアレにより目の前がチカチカします。
そのアレを逃しません。
アレにアレしていたアレがアレしました。
「どっすーーん!!」
アレがアレめがけてアレしました。
「ぐえええーー!」
アレにアレされたアレは、ついにアレしてしまいました。
見事にアレがアレされたのです。
アレにかけつけたアレは、
アレしてくれたみんなに深くアレしました。
「みんな本当にありがとう!」
「いいってことどん」
「またいつでも助けるビー」
「まろもスッキリしたよ」
「ふんっ。別にアレなんかしてないわっ」
こうしてアレをアレすることができた
アレと、アレと、アレと、アレはその後も仲良くアレしましたとさ。
アレたし。
アレたし。
日本昔話:さるかに合戦より
「アレ」だけで説明する日本昔話 ちびまるフォイ @firestorage
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます