第18話
京介くんは、顔面蒼白のまま黙っている。
だけど、震える手で、私の掴んでいる胸ぐらの手を掴んだ。
そして、こう言った。
「…もうたくさんなんだ。
毎日毎日沙希の機嫌を伺うのは。
気にくわないことがあると、
すぐに暴力を振るうところも。
付き合う前までは普通だったのに。
付き合ってから、束縛は酷いし、
アドレスは全部消された。
それに、GPS付きの携帯。
…頭がおかしくなりそうなんだ。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます