第25話
祖父は、怒ると手が出る人だったらしい。
祖父は僕ら兄弟が生まれる前に亡くなったため、
写真でしか見たことがない。
ただものすごく厳しい人だった、らしい。
父も暴力を受けて育ったと。
だから殴るのは仕方ない、
僕が悪い、と
祖母に言われた。
しかし父は
「女には手を上げない、あげたことがない。」
そう言い張った。
嘘つきだ。
実際僕に手をあげたじゃないか。
嘘ばっかりだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます