第24話

隠していた訳ではない。


ただ僕は女なのだ。


そんな女の僕が、僕というのは変だと思う。


しかし、僕の家は


女はとことん馬鹿にされて、


男はなにをしても怒られないのが嫌で仕方なかったのだ。


好きで女に生まれた訳ではない。


だから僕は、


僕として生きると決めたのだ。


女の人生は捨ててやる。


そう心に決めたのだ。

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