第5話

でも、壮太は目が合ってすぐにそらしてしまった。


…嫌われちゃったかな。


まあ仕方ないよね。


嫌われても何も言えないことをしたって自覚はあるから。



「今日はもう解散にしようか」


「そーだねー。んじゃまた明日ーって言いたいとこだけどー、僕土日はちょっと用事あるからまた学校でねー」


「おい魁。この後ゲーセン行かね?」


「…1人で行け」


「チッ」



3人が出て行って、部屋の中には私と颯と壮太の3人だけになった。


私は自分の家には帰らず、これからしばらくは颯の家に住むことになっている。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る