第15話

「じゃあ、ミルクティーでお願いします」


「了解。」



カウンターの中でミルクティーを用意している達馬さんを見る。


昨日話したとき達馬さんは25歳だって言ってたけど…正直25歳に見えない。


確かに大人な感じはあるけど、まだ“大人っぽい高校生”でも十分いけると思う。


男らしくかっこいい顔をしている達馬さんはさり気なく優しいとこもあるし、絶対モテる。


達馬さんとパチリと目が合う。


やば、見すぎた。



「何見てんだ」


「いや、…別に」



かっこいいとか思ってたなんて絶対言いたくない。


ゆっくり達馬さんから目をそらす。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る