鵺一部二章の反省文

 自己満の扉を開いていただき御礼申し上げます。本文はネタバレを多分に含みますので、現在読んでる途中だよ、というお方はご注意ください。


 さて、冒頭の蕾生らいおが見ている夢ですが、以前どこかで「二部にも関係してない人の夢だから一旦忘れても大丈夫」だと言いました。ずばり申し上げると、これは転生33期(ひとつ前の転生)にライが出会った御堂みどうの人のセリフです。この人については名前も決まっておりますがまだ秘密ということでシクヨロです。

 鈴心すずねが御堂に生まれた(とされている)のを聞いたはるかが、謎過ぎるって言って取り乱したのは、転生33期で御堂の人と深く関わったからであります。ちなみに、この夢の御堂の人は鈴心の養父の弟という設定です。彼については、これから三部で詳しく書いていこうと思っています。その後外伝として彼を主役に据えて書くお話も構想中です。


 二章で登場した星弥せいやについて書きます。

 彼女は当初ではもっと永側に立つ予定でした。というのも、当初設定したラスボスが皓矢こうやの方で、妹VS兄を構想していたからであります。ですが祖父をラスボスに据えたことで、星弥の役回りが変わりました。ブラコンでシスコンの変態少女になりました(笑)。

 それだけでは主要キャラとしてふわふわし過ぎているので、ちょっと腹黒さを足した感じです。結果、永と対等に口喧嘩できる人材に出来て良かったなあと思っています。


 余談ではありますが、一部で若い男性をラスボスにし損ねたので、その鬱憤が二部に反映されています。

 皓矢に関しては別の章で解説したいと思いますが、彼が一番当初からの立場が変わっています。こんなに(永に)便利に使われることになるとは…


 星弥についてもう少し。

 永が「乙女ゲームの主人公みたい」だと評します。具体的には、そこそこ可愛くて理想論ばかり振りかざしてモテモテ、というイメージです。

 ヴィランが人気な昨今、主人公サイドのことを「綺麗事ばっかり言いやがって」って言われてしまうのをたまに見かけます。そういうヴィラン好きに対するアンチテーゼ…と言うのは大袈裟ですが、まあ、そんな事です。だって主人公なんだから綺麗事言うよ。敵の境遇は同情するけど、悪いことしてるからねって言う事です。


 ですから、これも別の章で詳しく書きますが、銀騎しらき詮充郎せんじゅうろうは許さないでください。あれはやっぱり悪なんです。星弥と皓矢は身内だから祖父を許してるだけなんです。


 そんな訳で二章に関して言いたいことでした。

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