第10話 地下鉄

「女子寮に向かうんですよね?」

「ハイ、そうですがマスター何か?」

「なんで会社のエレベーターに乗ってるんですか?」

スレインさんが答える

「実は我が社の本社の地下には女子寮直結の地下鉄が引いてあります」

「はい?」

「女子社員専用です!!」

「昔の007で見たような設定ですね、、、、」


俺が呆れているとエレベーターのドアが空いた


なるほど地下鉄のホームだ、ホームドアまで付いている


「ささ、マスターは貴賓車にどうぞ」

と言われるまま貴賓車に乗り込む


豪華な調度品、大きなテレビ、そしてワインセラーまである

クレナイさんが言う「マスター、何かワインを?」

「いただきます」

「おつまみはクラッカーにキャビアを乗せた物を用意しました」

「ありがとうございます」

なんか、訳のわからん物まで出てきた、そもそもキャビアってなんだ?


「ところでこの地下鉄は女子寮までどのくらいで付くのですか?」

「15分です」


「はあ?ワインもキャビアも必要ないのでは?」

「折角ですのでどうぞ」


俺は慌ててワインを一気飲みしてキャビアのクラッカーを頬張った

まるでハムスターだ、



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