第9話 引っ越し
会議室に入るとスレインさんがテレビニュースを見ていた
僕が会議室に入ると直ぐに膝混付いて言い始めた
「マスター、ご無事で!!」
「いや、クレナイさんやコウさんのお陰でして」
コウさんが調子に乗って
「いやー、無人列車爆弾、ドンピシャで決まったッス!」
というと
スレインさんが説教し始める
「もうちょっとやり方があるだろ、ニュースを見ろ?テロか?って大騒動になっている、おまけに銃乱射のシーンまでバッチリ撮られている!!」
ショボーンとなるコウさん
矢継ぎ早にスレインさんが言う
「とにかく、今回の件でハッキリしたのは既にマスターの自宅や職場などが敵側に
バレているという事だ」
クレナイさんが同意する
「そういう事になります、もう、マスターを自宅に返すのは得策ではありません」
「ふむ、マスター、誠に申し訳ございませんが、安全な場所に引っ越しをしてください」
「何がなんだか判らないですが、そうしますが、場所は何処です?」
「当社の女子寮です」
「女子寮ですか、ハイ、ってエエエエエエエエ!?」
「男子禁制の場所なので敵が潜入する可能性は低いです、更に結界や
寮生はほぼ武装メイドや幹部などで固めているので要塞みたいな物です」
「女人禁制って?、私、男なんですけど?」
「そういう事を考えてマスターは前世である魔法の開発に成功してますが?覚えてません?」
「んー?」
自分はしばらく考えてみる、思い出そうとしても思い出せない
しかし、ふと、ある事を思いつく
「どっかのマンガみたいに性別が変わる魔法ですか?」
「おおっ、流石はマスター、良く覚えている!!」
「どういう魔法なんですか?」
「更に敵のメンバーは男が殆どですので、一人を除いて」
「どういう事ですか?」
スレインさんは暫し考える
「とにかく、敵の主要メンバーは男だけです、女人禁制の女子寮に入り込むのは
ほぼ、不可能、、、、」
「はあ?」
「クレナイ、直ちにマスターを女子寮に移動させろ、我が社の系列の運送会社も直ぐに手配する!!」
「ハッ!!」
「ユリとユミも女子寮に移動だ、手がかりになりそうな物はすべて回収しろ!!」
「では僕も一旦家に、、、」
「それは危険です、ここにいてください、すべて我々が作業を行います」
「はあ?」
女子寮に引っ越しって、、、
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