自らを 立たす光を 強めれば  深く重たく 差す影がある

自らを 立たす光を 強めれば


 深く重たく 差す影がある


━傲慢になりつつある私へ捧ぐ短歌


 嫌な言い方だけど、私は最近、自分の売り込みに、走っているのかも知れない。


 別にそれを否定はしないけど。けれどももう、感じている。


 私がいかに凸凹で、未熟かってことが。それは、自分に光を強く当てるほど、よく分かる。




 名声だとか、賞だとか。そんなもののために書き始めたのか? 違うだろう?


 交流と売り込みは違う。胸を張って読んで! と言える作品を。


 私はそう、はじめに言ったはず。ならば、自分を振り返って、見せたい心ものがたりを書こうじゃないか。




 今陰を生む山を削らずに、小高い丘を作ってみせたいものだ。

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