第3話 あー坊のかわいいとこ(ちょっとだけ教えます編)

 寝るときに、上着の裾を全部ズボンに入れてしまわないと寝れないところ。


これマジでかわいいです。


ベッドの端で僕に背中を向けて、もぞもぞ一生懸命に。

「よいしょ、よいしょ、、」って効果音が自然とくっついてくるように、かわいらしくもぞもぞと。


まるで小動物が巣作りしているかのようなそれは愛嬌の塊です。


出来上がると布団の中にダイブするけどなかなかポジションが決まらなくてそこでももぞもぞと。それもまたセットでかわいい。


小さいおしりと平らな下腹がぎゅうぎゅうに突っ込まれた上着のせいで不格好に膨らんでいる。


僕はそれを後ろからただ眺めているのが好きで。その一連の動作が好きで。


あー坊が布団に入るまでそれを眺めている。


見てはいけない自然界の掟みたいで、あー坊が向きを変え布団に潜り込むときには僕はあっちを向いている。


僕の後ろで、もぞもぞと。さっきまでもぞもぞしていたあー坊が今度は、布団の中でもぞもぞと。


すんと静かになると、僕はあー坊に体を向け。あー坊の胸のあたりを「さすさす」とさする。撫でるかな?


あー坊は真上に体を向けてそっと目を閉じる。


「すー、すー、」と寝息が聞こえてくる前に僕のほうが先に落ちる。


もちろん記憶にはない。


「昨日のいびきもうるさかったね」


あー坊に言われる。


「うっそだー!?」


そんなやり取りの中であー坊が


「あーぼは、パパば起こさないように!そーっと、そーっと、上がってきてそーっと、そーっと、布団に入るんだぞ!」


うん。それは知っているし僕も寝ているときもあるが、布団のなかでもぞもぞされるのでそれでほぼ起きる。


それを言うとあー坊は


「へけけけけ」


と笑いながら僕の胸に抱きついてくる。


そこまですべてがかわいいあー坊。


おっと少しだけのつもりがペンが止まらずに…


ほかにも寝ているときのこれがかわいい!があるんだけどね!


ではでは。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る