3話〜見えるあたし!

自己紹介を忘れていました、


前の苗字は、高見たかみ


今は輝石きせき


輝石 満恋きせき みこと言います。


不思議な力?…って言うのか、幽霊や妖怪が見えます、


この右肩のキュ丸は、あたしの大親友です。


学校で虐められて、傷ついた時も一緒に居てくれる、


そんな話相手なので…


ご飯食べて髪の毛もどうせ崩されるけど、


ポニーテールにして、お気に入りのシュシュは

汚れるからしない、お気に入りのものは学校に持っていかない、


あたしが…1番大事にしているもの…


前に…お気に入りのシャーペン、


あたしが小学生の頃、優留の誕生日に、


お揃いで買った…思い出のシャーペン


あれを…おられた時…泣くほど…悲しかった、


だから、シュシュもくまのぬいぐるみのキーホルダーも、つけて行かない、


このシュシュと、このクマのキーホルダーは

あたしの誕生日に、優留がプレゼントしてくれたもの


だから…していかない、だって…まだ好きなんだもん…優留が好きなんだもん


「行ってきま〜す」ってお兄ちゃんの声が下から聞こえてくる、


だから部屋から叫ぶ!聞こえないと思うけど、


「はぁ〜お腹痛い」だけど休んだら負けっ!


「ミキョダイジョウビュ?」


って心配そうなキュ丸


「大丈夫だよ…ちゃんと大丈夫だから、」


あたしは…カバンを持って全身鏡で


確認して下に降りていって


「行ってきま〜す!」


玄関を出ると


「あっ!お弁当」ママがお弁当を持ってきてくれる


「あっ!ありがとう」


「もぅお昼なんもなしなんて…」


「ほんと助かった〜」


いじめは…体力もメンタルも削られるから、


負けない…負けない、


あと勉強も頭使うと、お腹空くしね?


「行ってきます。」


「あ〜お姉ちゃんあたしも行く!」


月夜はセーラー服を着ている


月夜は中1、あたしは高1だから、ママは月夜の入学式卒業式に行って、あたしの方には、お兄ちゃんが来てくれた


「月夜じゃぁ途中まで行こ!」


セーラー服も可愛い本当に女の子、メイクも何もしてないのに…もう全然女の子、


「どうしたの?」月夜が聞いてくるから、


「可愛いなぁって」


右頬を膨らませて「嫌味?…」って言われるから、


「違うよ、本心…」


「美人なお姉ちゃんに言われても嬉しくな〜い!」


玄関のお庭を超えた、門を開けてかそう言う、


あたしが美人?このいじめられっ子なあたしが美人なんてあるはずないじゃん


って思うすると歩いていると、


前から学生服を着た男の子がやってくる、


「ねぇ…キミ〜可愛いねぇ」って話しかけている当然…月夜は見えないから聞こえないわけで、


昭和か?…まぁ見るからに昔の制服ぽいけど


でも初めて見る!


無視しているキュ丸は、少し震えている、

だからシーってキュ丸に向かってやる


「どうしたのお姉ちゃんちゃん」


「なんでもない、」


無視が1番…着いてこないための、対策


「じゃぁ」分かれ道に指しかかり、


「うん、なにかあったらいいなよ」ってあたしか?


って思う「お姉ちゃんもね?」


だけど家族には言えない…だって悲しませてしまうからだから明るく振る舞うの


あたしの戦国はあの学校って言う箱の中だけだから、


だから…頑張れる行きたくないけど頑張るんだ!

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