話しかけられなくて、避ける
「愛神里の方があたしは、花留より可愛いって思うけど…」
「えっ!そんな!」
「え〜そこはありがとうでしょ?」
笑いながら、美沙はそう言った、
「ありがとう、」
「どういたしまして、」いつも美沙は自己肯定感を上げてくれる、一緒に居てほんと幸せな事しかない、
放課後がやってきた「あっ!愛神里今日は彼氏が迎えに来るから、一緒に帰れない」
「大丈夫、早く行ったげて」
「ありがとう」そう、美沙は歳上の彼氏がいる
イケメンで本当に美沙の事一番に考えてるのが、見てて伝わってくる、
いつも、救都が下で待ってて美沙がいない時は、近づいてきて、
一緒に帰らなきゃ行けない、だけど…もぅそういう事はないか!
「花留ちゃんと付き合ってるんだもんね?」
独り言をつぶやく、下駄箱に行くと、
「あっ!愛神里!」
って呼ばれる…
「……」無視する
「え?なんで無視?」
「……」
「なんで?…俺なんかした?」
「花留ちゃんに見られたら…ダメでしょ?」
って口から滑り落ちるその言葉、
「はぁ?何言って…」
あたしは制服の袖で、目の水を拭う、
なんで?…喜ばなきゃ…喜ばなきゃいけないのに、
「なんで泣いて…」
「嬉し泣き!…嬉し泣きだから!」
本当は悔しい悲しい辛い…だって一緒に、
一番近くでずっと救都の事見てたのは
あたしなのになんで…なんであたし…ちゃんと伝えられなかったの?、
「嬉し泣き?」
「だって…花留ちゃんと付き合ってるんでしょ?」
あたしは靴を履き替えて、走って行く、
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます