高校生のあたし達

あたし達は高校生になった…


あたしと救都は同じ学校で


救都は正直モテモテで、


だけど…あたしから告白するのは振られたら、幼なじみとしても終わっちゃうそう思って、


告白はしなかった


「ねぇ…愛神里聞いた?」って高校に入って


友達も出来た、この子の名前は


美沙みさ、美沙はあたしと違って、

オシャレでスタイル良くて、大人っぽい


あとコミュ力高子ちゃん


「ん?何?」って聞いてみると、


「あのさぁ、うちの学校に読モの花留いるの分かる?」


そうこの学校には今高校生の憧れの的で、


小学生からインフルエンサーとして活躍して、今はチックタックとXtubeで動画をあげていて、そしてこの春から、MeloDishって言う


中高生向けのファッション雑誌の超人気モデルの、宮下 花留みやした はなる


「うん、みんな噂してたから知ってる!」


「花留さぁ…斎藤さいとうくんのこと好きみたいで、一緒に手繋いでるとこ…見た人がいるんだって!」


あたしは胸が…押しつぶされそうな、そんな感情に襲われる


「斎藤…って…」


「愛神里の幼なじみ!」


鼻の奥がツンとする


「やるよねぇ…」


もぅ頭が真っ白になって


「どうしたの?!」って


頬を撫でると…水が付いた、


あたし…遅い…いつも一緒に…居たの…


あたしだったのに…


「ねぇ…どうしたの?」


あたしは…可愛い子には…勝てないんだ


勝てっこないんだ!


「あたし…可愛くなれば…いいの?…花留ちゃんみたいに…」


だけど…そんなのあたしじゃない気がする


可愛い子は…いいなぁ、すぐになんでも手に入れられる…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る