応援コメント

「2 水と肉腫」への応援コメント

  • 文体から漂う絶望にも似た感情……それは見えるものすべてを否定してしまうほど、光を失っているんでしょうね。
    そんな光を求め生きることへ執着するよりも、感性に任せてその天命を終える。
    絶望の先に見えたそれは『途切れ』として最後の選択を迫ったのでしょう。
    追い込まれた先に行きついたその感情さえ否定してしまえば、残されたのは前に進むことのみ……「見えないな、先」と光を求めているようにも思えました。

    先の見えない人生とは、期待混じりの恐怖と背中合わせの旅路……
    『臆病者』こそ、人が自分の足で生きている証なのだと思えました(´ω`*)

    作者からの返信

    紀洩乃さんっ!!コメントありがとうございます!!

    主人公の目に映るもの全てが、凄惨で鬱蒼とした様を見せるよう、明るい秋の景色もドロッドロの描写で書きました!
    『途切れ』という選択の中、自分に失望しながらも、僅かな期待と恐怖で生き延びてしまう。『臆病者』についての解釈、美しすぎて脱帽です。

    改めて素晴らしいコメント、ありがとうございました!!🙇