十泊目♪ バニー♪

夢楽ゆらちゃんもコスプレする?

ていうかするよね!

じゃあ、夢楽ちゃんの頭に葉っぱを乗せて〜。

変化!」


「なんていうかもう、積極的にばらしにいってるわよね?」


「うわ〜♪

かわいいバニーさんです〜♪」


「なんにも疑問に思わないの!?

それはともかく!

ゆっさゆさジャパニ〜ズ割烹着にうさぎ耳にうさぎしっぽ!

かわいいがすぐる!

狼の血が騒ぐ!

襲ってしまいたい!

食べてしまいたい!

もふもふしたいわ!」


久遠くおん!?

お前めっちゃよだれタレてるぜ!?

ちょっと待っ!?

俺ごと一緒に抱きしめるな!?

く、苦しい!

よだれ!?」


「久遠ちゃんは女の子好きだね!

わたしも抱きしめてくれていいんだよ!」


「え! ほんと!

トリプル食べちゃっていい!?

さっそく今晩!」


「お前、欲望に正直だな!」


「というわけで!

明日から旅館、九十九つくもは本格的に始動だよ!」


「どこをどうしたらそうなるの!?

お風呂掃除はともかくお料理どうするのよ!」


「しばらくはげんさんの、そこらへんの草とバッタのサンドイッチで?」

「それはやめようよ?

お客さん泣いて逃げるわよ?」


「あの〜。スイーツならひと通り作れます〜」


「やたっ! 料理人いきなりゲット!」


「特技ないんじゃなかったの!?」


「特技ってほどじゃないの〜。

パティシエコンクールの世界大会で優勝しただけだから〜」


「なんで女子高の理科の先生やってるの!?」


「女子高生に囲まれたかったから〜♪」

「まさかの目的が同じ!?

同志だった!」


「じゃあ、ケーキを作ったりするのに必要なコンベクションオーブンにスチームオーブンや調理器具を用意してもらってもいいですか〜?」


「いきなり専門的な用語が出たわ!」


「かまどしかないから買わないとないよ?

お金は陽和万札でいいかなあ?」


「速攻、営業停止処分決定!?」

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