第9話
それから数年後…
「この家、とても綺麗だけど、どうしてこんなに値段が安いんですか…?」
「あぁ…。この家ね、女の子の幽霊が啜り泣く声が聞こえるとかで、数年前に住んでたご家族が手放したんです…それで、安いんですよ…」
「怖いですねぇ…じゃあ、この家は無しで…」
「誰か…助けて…私を…」
少女の啜り泣く声が今も、その場所から聞こえる…。
鏡 如月 春音 @Kisaragi-Harune
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