第八章 楓と玲子の気持ち
48話
第48話
次の日、楓は、学校中の噂の的になっていた。
そこに、楓の教室に、玲子がやって来た
「楓ちゃんはいる? いたら、呼んでくれるかなぁ?」
「楓! 三年の玲子先輩が呼んでいるよ」
同じクラスの女の子が、楓を呼んだ。楓は振り向いた。
「はい、ありがとう」
「うん、良いわよ。これしきの事」
同じクラスの女の子が笑った。楓は、急ぎ足で玲子の所に行った。
「どうしたんですか? 玲子先輩」
「ねぇ、楓ちゃん、気分転換に私の家に泊まらない?」
玲子は、楓を誘った。楓は驚いた顔をした。
「えっ、いいんですか? 玲子先輩」
「いいの、いいの。えっ~と、今度の土曜日でもいいかしら。
そういう事で宜しくね!」
玲子は、強引に進めた。楓は、突然の事で困った様子。
「……分かりました。本当に良いですか? そうします。
玲子先輩。じゃ、土曜日の学校が終わってからですね」
「そうよ。じゃね、楓ちゃん」
玲子は自分の教室へ行ってしまった。もう一方の楓は、
教室の中へと入った。
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