44話

第44話

「後で行きます」


 皆は戻って行く。屋上に残された楓と宏雪は。


「仕方ない。いけない事をしたんだ。怒られて、

 当然。なぁ、楓」


「そうだよね。宏雪、じゃあ、生徒指導室に

 行こうか?」


 そして、二人は、生徒指導室に向かった。


 行った二人はものすごく、生徒指導の先生に怒られた。


 終わった後、それぞれの教室に戻った。楓は教室に

 入った。駿がいきなり、楓の手を持った。


「楓、お前な。一晩も、宏雪先輩と一緒にいたんだ」


「どうでも良いじゃん。勝手でしょ」


 楓は思いっきり、手をはらった。


「楓、もう、良い。宏雪先輩に蹴り付けるから」


「待ってよ。宏雪は関係ない。駿」


 駿は、宏雪の教室に行った。後を、楓も追いかけて

 行った。


「宏雪先輩、放課後、体育館の裏に来て下さい」


「駿だってば! いいかげんにしてよ」


「良いよ、楓。駿君、話があるんだって」


 宏雪は、冷静に椅子に座っている。駿は、納得したような顔して、

 教室に戻った。楓は会釈をして、追いかけて行った。

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