8話

第8話

「やばい。遅刻する」


「本当だ」


 人は、教室へと走って行った。教室に入ると。


「よ、ご両人、お揃いで」


 他のクラスの子がからかう、楓は照れくさそうにした。


「もう、からかわないでよ。おはよ」


「いいじゃんか。言わせておけば?」


 駿は冷静な顔をしながら席に着いた。


「う~ん」


 楓も頷きながら、席に着いた。


「はい、席に着いて。今から出席を取るわよ」


 ナイスボディーの女の先生が、教壇に立った。そして、出席を取り

 出した。

「はい、今日は、入学式です。今から、体育館に行って下さいね」


 先生が言うと、生徒達は体育館へ移動し始めた。


 駿も楓も、しばらくすると。入学式が始まった。駿が横で、小声で

 楓に話した。


「なぁ、『かわいい子』がたくさん、いるなぁ~」


「あっ、そう。良かったね。私だって、『いい男がいるな』って」


 楓は手をゴソゴソとしながら、言った。

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