3話
第3話
「どうも、すみません。ほら、『気を付けろよ』って言っただろうが?」
駿は、怒りながら走って駆け寄った。そして、楓の身体についたほこり等を、
ポンポンとはらいながら――。
「こいつ、いつもの事ですから。こいつが悪いんです」
「どうも、すみませんでした。貴方がたの名前は? あっ、私の名前は、塚野 楓
(つかのかえで)です。よろしく」
「俺は、小山 駿(こやま しゅん)よろしく」
駿は、楓の頭を手で下げながら、軽く会釈をした。
「私は、上月 愛美(かみつき まなみ)です。よろしくお願いします」
愛美は微笑みながら、軽く会釈を返した。そして、男性は優しく微笑んだ。
「僕は、柊 宏雪(ひいらぎ ひろゆき)なんだ。こちらこそ、よろしく」
宏雪は、手を出して駿と握手をした。
「私は、急ぎますのでこれで失礼します」
愛美は、会釈をして歩き出す。
「僕も失礼するよ」
宏雪は歩き出す。
「じゃあ」
楓達は、笑って手を振った。
それぞれに、行き場所に向かって、歩き出した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます