4. 5年間とギフト
俺がこの世界に転生してから5年が経った。
この5年間あった大きな出来事は3つある。
1つ目は、この世界の文字を読み書きできるようになったことだ。
2つ目は貴族制度と貨幣について分かったことだ。
この国の貴族制度は大公・公爵・侯爵・辺境伯・伯爵・子爵・男爵・准男爵があって、伯爵より上が上級貴族、それより下は下級貴族となるらしい。ちなみに准男爵以外には世襲があり、侯爵以上の貴族は自身の領地を持っていることがほとんどであることも分かった。
貨幣は、銅貨・大銅貨・銀貨・金貨・大金貨・白金貨がありそれぞれ日本円に換算すると右から10円 100円 1千円 1万円 10万円 ということだ
3つ目は魔法について勉強できる環境になったと言うことだ。
3歳になったのと同時に父さんから魔法母さんから剣術を教えてもらいはじめた。そのおかげで、ある程度戦えるようになったと思う
「カナタ、ご飯よ」
「はい。お母さま、今行きます」
「揃ったな、いただきます」
「「「いただきます」」」
父フリジアの挨拶でみんなの食事がスタートする。
「今日で、カナタも5歳だなおめでとう」
「ありがとうございます」
「プレゼントは後で部屋に持って行こう。それと、カナタは読み書きの上達も早いからな、テーブルマナーなどの礼儀作法なんかも教えていこうと思うがそれでいいか?」
「はい、もちろんです」
「それと、我が家は辺境伯でありこの街を守る責務がある。辺境伯の子として戦える力がある方がいい。そこで、今日からカナタには、俺と一緒に濃魔の森で魔物討伐をしてもらおうと思う。アリスもそれでいいか?」
「やった!ありがとうございます。」
「そ、そうか。喜んでくれるのはうれしいが普通は怖がったりとかするもんなんだが」
アッ、やってしまった。魔物を倒したらレベルが上がると思おうとつい嬉しくなってしまった。
「私は、少し心配ですけど森の奥深くまでいかないのであれば」
「わかった。奥深くまで入りすぎないよう注意しよう」
「ほんとに頼みますよ。あなた、気づいたら結構奥の方まで入ってるんですから」
「うぐっ、そ、それと、カナタは来月王都で行われるお披露目パーティーに、参加するから覚えて置いてくれ」
「はいっ!」
とても、楽しみである。俺がこの世界に転生してからここ、アルフハーツの街から出るのは初めてなため、正直、外の世界への興味が湧いて仕方ない。
~~知神~~
神からのギフトが確認されました
ステータスに反映します
~~~~~~
はっ?ギフトってなんだよ
とにかく、はやく確認
名前 カナタ・フォン・ハーランド(男)
称号 転生者 ハーランド辺境伯家次男
種族 人間
年齢 5歳
状態 良好
レベル 1
HP 168/168
MP 1449/1450
筋力 12
敏捷 15
魔力 30
耐久 18
・魔眼(Lv3)
鑑定眼(Lv5) 魔力眼(Lv2)NEW
・知神(Lv6)
・魔法創造(Lv0)
・魔力操作(Lv8)
・魔力感知(Lv5)
・剣術(Lv3)
魔法適正
・火属性(Lv0)・風属性(Lv5)・水属性(Lv3)・土属性(Lv0)・闇属性(Lv0)・光属性(Lv1)・空間属性(ユニーク,Lv1)NEW
ちなみに5歳になった俺のステータスはこんな感じレベルは上がってないが、そのほかの数値は、歳を重ねるごとに増えている。
あとは、魔法の練習をし始めてから、魔力を感じることができるようになり。
その影響かは、わからないが魔眼がレベルアップしたのと同時に魔力眼という新しい能力を手に入れた。
剣術も剣を習い始めてから獲得したスキルだ。
そして問題のギフトとやらは、空間属性というらしい。しかもユニーク
ありがたいけど、神様とは転生したときで最後じゃなかったのかよ
~~知神~~
神よりメッセージが届いています
~~~~~~
ヤッホー異世界生活楽しんでるかな?
今日は5歳の誕生日ということでプレゼントです。
うまく使いこなしてね!
あと、たまにかんさつさせてもらってるので気を引き締めて頑張ってねー、んじゃまたね~
~~~~~~
メッセージまで送ってこれるのかよ。もしかして知神って結構やばめなスキルだったか?
魔法はありがたく使わせてもらおう。
それにしても、たまに観察してるってどういうことだよ。
プライバシーはないのかよぉ~
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