第2話 不登校

「不登校」この言葉からは程遠い幼少期でした。先生からもよく真面目だねと言われたりしていたが、活発で外でよく遊んでいっぱい笑ってそんな幼少期を過ごしていました。

 なんで自分が不登校になったのか。それはいじめが原因でした。とてもつらい記憶だったため、「不登校」の時期の私は無意識でした。真面目だからこそ休めなかった。学校に行ったら部活に行かなくてはいけない。教室では先生ができるだけ引き合わせないようにしていてくれているけれど、部活では違う。部活に行きたくない。そんな意識から学校に行けなくなりました。

 中3の時には起立性調節障害になって起きられなくなってしまいました。私の場合は、ベッドから起き上がることですらやっとでした。歩くことはもちろん、立ち上がることも苦痛でした。食事もまともに取れず、筋力がどんどん減っていきました。なにもやることがなかったので、ずっとベッドの上でオンラインゲームをしていました。

 そこからネット依存していきました。女であるというだけでちやほやされて存在を肯定してもらえる。自分で自分を肯定できないからこそ他者から肯定してもらいたかったのす。

 正直な話、通信制高校は詰みだと思っていました。将来後悔するし、大学にも行けないと思っていました。なので、全日制高校に進学しました。

 全日制高校に通っていた時は特にふわふわした記憶しかないのですが、感覚が過敏になって地下鉄に乗ることが苦痛であったということと他人からどう見られているかを気にしすぎて、自分を見失い、皆自分のことが嫌いで否定しているのではないかと感じることがありました。また、IQ検査の結果で難しいことが多い言われてから出来ないと決めつけてやらなくなりました。あとは、カウンセラーさんからの言葉が記憶に残っています。それは、「辛いときに笑う癖あるね。その癖はやめたほうがいいかもね」といった発言でした。それを聞いたとき、我慢してきたものが崩壊してよく泣くようになりました。それがいいことか悪いことか。感じ方はそれぞれだと思いますが、それを機に私は無意識で生活することが減りました。

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