>サフランや看板古び現金屋
秋風や倉庫壊して店じまひ
これは、日常生活版の「平家物語」かなあ。
サフランスパイス1グラム=サフランの花160輪。まさに贅沢の極み。
でも、その栄華の時代も過ぎ去り、店じまいのときが訪れる。
この句の「秋風」という言葉は、他の句と違って「侘しさ」が強いイメージ。
「実南天」などの頻出する言葉も、「どの句に使うか」で、イメージが違ってくる。
シャッター街の風の声(注:風でシャッターが、ガタガタ揺れている)は、諸行無常の響きがする。
作者からの返信
殉教@公共の不利益さん、おお、祇園精舎に結びつけてくださいましたか、とても光栄ですし、詠み手として愉快です。
その名もずばり「現金屋」という古い看板から着想しました。
サフラン、秋風、実南天の季語へのご造詣にも感服いたします。
冬場にむけて、なにかとさむけがするよのなかですが、乗りきれないかもしれないな、と、弱気になったりしております。はい。
作者からの返信
やましん(テンパー)さん、さむけ、たしかにぞくっとしますよね~。
ですが、外的要因に左右されてなるものかと、自分は思っております。
毛糸編むすなはち星座編むごとし
素敵です〜( ꈍᴗꈍ)
遥か昔まで思いを馳せられるような……☆ミ
作者からの返信
平 遊さん、そうですか~、お認めいただけますか~。( ^^) _U~~
ひとりよがりかどうかが自分ではわからないので、自信になります。