[第十四話][四人のだるまさんがころんだ]

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[第十四話][四人のだるまさんがころんだ]

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<2024年4月1日>→14時9分→/場所 地下デスゲーム会場(食)/


「それじゃあ始めるぞ、だるまさんが転んだ」


そう普通に言って後ろを振り返ると三人は

そこそこの距離にいて三人は止まっていた。


「だるまさんが転んだ」


そうメチャクチャに早く言って振り返ると

三人は結構近くに来ていて大晴は止まっていなかった。


「大晴はこっちに来い」


「ござる」


そうして二人は手を繋いだ。


「だるまさんが転んだ」


そうさっきよりも更にメチャクチャに

早く言って振り返ると二人は数メートルの

ところまで来ていて守は止まっていなかった。


「守はこっちに来い」


「ああ」


そうして三人は手を繋いだ。


そうさっきよりももっと更にメチャクチャに

意味不明なほどに早く言って振り返ると媛萌は

あと1ミリのところまで来ていて媛萌は止まっていなかった。


「これでこの私の勝ちで大晴には死んでもらう」


「そうかこの拙僧は死ぬのでござるか」


「そうだ今から一人死ぬんだ、何か遺言はあるか?」


そう聞くと大晴は大きな剣と大きな槍と

大きな刀を持って遠くに歩き始めてそして語り始めた。


「そうでござるな、この拙僧は歴史上で一番強いボクサーになる事が

出来なかった、この拙僧の人生は正直に言って何の価値もない無意味だった

そしてここに今この拙僧は死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ


正直に言ってそれは悲しむべき事なのにどうでもいいこの拙僧は事実のみを見つめる


これが結果なんだ、それを受け入れるべきなんだ喜んで盛大に祝ってそうだろ


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拙僧には限界なんだこの意味不明のデスゲームで周りに合わせてまるで大丈夫の様に振る舞ったが何故みんなはそんなにも冷静でいられるんだ正直に言ってこの拙僧の体は精神はボロボロでまるで限界を超えて無理やり体を動かしているだけだ何故あんな意味不明のふざけているデスゲームをこなせる何故こんなにも高すぎる技術を持っている奴がいるんだ強化人間であるあいつのことをまるでただの人間の様に接するお前たちの様な異常者たちには本当に驚愕と言うが呆然というかまるで自分の今の感情がまるでわからないあるのは死にたくはない生き残って歴史上で一番強いボクサーになりたいという思いだけだったなのに今この拙僧は死ぬそれは


「「お前は拙僧は全てが弱いんだまるで足りないんだ」」


そうして大晴は大きな剣と大きな槍と大きな刀を一気に食って死んで

2キロは吹き飛んでそこには何十の核が爆発した様な後になっていた。


<お見事では次の食べるものだ>


そうして四人の目の前には一つ時計・二つカレンダー

三つ消しゴム・四つタイル・五つ廊下といった様なものが置かれていた。


「何を食べる?」


「この俺は消しゴムに一票」


「はぁぁぁぁいいぃぃぃぃいい」


「そうかなら消しゴムを食べるとするか」


そうして消しゴムの写真を選ぶと

消しゴムが何処からともなく運ばれて来て

三人は消しゴムを食べると何も起こらなかった。


「これは常人以上でも発狂して

自殺をするよくある消しゴムだな」


「つまり当たりを引いたな」


「Exactly(そのとおりでございます)」


そうして三人は消しゴムを全て食った。


<お見事では最後の食べるものだ>


そうして四人の目の前には一つ鉛筆・二つシャーペン

三つ筆・四つ下敷き・五つ机といった様なものが置かれていた。


「何を食べる?」


「この俺は机に一票」


「イッツミー、マリオ!」


「そうかなら机を食べるとするか」


そうして机の写真を選ぶと

机が何処からともなく運ばれて来て

そうして二人は机を食べると何も起こらなかった。


「馬鹿みたいに爆音が全身に響いているな」


「200dBぐらいだ、つまり最後も当たりを引いたな」


「あたりまえ体操」


そうして三人は消しゴムを全て食った。


<お見事「食べて食べて食べる」クリアだ、はい、

それじゃあ次のデスゲーム「かくれんぼ」のルール説明を始めようか>

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[解説「dBについて」

dB(デシベル)とは音の大きさの単位であり

dBという単位はエネルギーが10倍になったときに10増える

人間が会話するときの音の大きさは60デシベルで70デシベルはその10倍

80デシベルだと100倍で90デシベルは1千倍のエネルギーということである


20デシベルが木の葉のふれあう音

30デシベルが深夜の郊外、ささやき声

40デシベルが昼間の静かな住宅地、図書館

50デシベルが静かな事務所

60デシベルが普通の会話、静かな乗用車

70デシベルが掃除機、騒々しい事務所

80デシベルが鉄道の線路脇、飛行機の機内

90デシベルが大声による独唱、騒々しい工場の中

100デシベルが電車の通るときのガード下

110デシベルが自動車のクラクション(前方2メートル)

120デシベルが飛行機のエンジンの近く、近くの落雷

130デシベルが肉体的な苦痛を感じる限界

140デシベルがジェットエンジンの近く]

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