[第十話][五行が一人「木」VS 「四月一日 仁菜子」]

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[第十話][五行が一人「木」VS 「四月一日 仁菜子」]

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<2024年4月1日>→13時3分→/場所 地下デスゲーム会場(格闘)/


<それじゃあ始めようか、3・2・1・スタート!!!!!>


「死にやがれココ!」「木は長くただ佇む」


「死ぬのはそっちアル」「空気の厚み」


木は仁菜子に向かって正拳突きをすると明らかに腕が伸びて

仁菜子に当たりそうになったが仁菜子はパイルバンカーで

後ろを殴って自分を吹き飛ばしてその勢いで拳を無視して

木にパイルバンカーで殴ろうと思うと突然背後から仁菜子は

殴られて壁まで飛ばされたが空中で体勢を戻して綺麗に着地して見せた。


「これをどう攻略してみせるかコロ!

いやお前如きに出来はしないココ!」「木は長くただ佇む」


「攻略?そんなものはするまでもナイネただ一撃で破壊するだけアル」「全集中」


そうしてまた木は仁菜子に向かって正拳突きをすると明らかに腕が伸びて

仁菜子に当たりそうになったが仁菜子は一切動かずにいると腕は正面では無く

仁菜子の後ろに回り込んで殴りかかって来てずっと集中をしていた

仁菜子はそれを感知して振り返ってパイルバンカーでその腕を破壊した。


「まずい!」「木は遥か昔からあり続ける」


「この一撃を防げるアルカ?」「ラルカンシエル」


そうして仁菜子は破壊した腕を掴んで無理矢理に木をこっちに引っ張って

パイルバンカーが壊れるほどに虹色に見えるほどに重く木に打ち込んだ

木は防御体制をとって更に全身を弾道ミサイルが何発も何十発も何百発でも

一切傷をつけない程に硬化をして見せたが両手にも腹にも穴が大きな空き。


「これでこの僕が終わりはしないココ

この僕が死ぬ前にお前を気絶させて

勝たせて貰うココ!」「木は春・夏・秋・冬と変わり続ける」


「別に普通に死んでもそっちの勝ちアルヨ?」「全集中」


そうして木は何百にも足が見える蹴りをこちらに行って来たが

それを全て仁菜子は避けて警戒をして反撃をせずに距離を取った。


「それはこの僕のプライドが許さないココ!」「木と同じ感覚」


「このワタチはプライドを捨てて勝利を捨てて生きたいからお前と言う

強者を殺したアル、それがこのワタチとお前の最大の差アル!」「全集中」


そうして木は蹴りを放って仁菜子は避けたと思ったが

その蹴りから木の枝の様に沢山の風が出て仁菜子を襲ったが

それすらも反撃を捨てているからギリギリ避けて血を流して死ぬのを待つ。


「そうかなら全てを捨ててお前を殺してやる!」「この僕は木である!」


「やってみろ!」「全集中」


そうして木は全身全霊のタックルを行い当然の様に仁菜子は避けたと

思ったが足が伸びて当たると思ったがそれすらもギリギリで回避したと

思ったら木の全身が伸びて攻撃を少し喰らったが少し傷がついただけに

見えるが仁菜子はわかっていた、この攻撃によって自分は死んだのだと

体の中に何千と言う枝が生えて心臓も内臓も何もかもが貫かれて

最後には皮膚も突き破って仁菜子は完全なる木になって死んだ

そして木は出血による死ではなくこの技によって同じく木になって死んだ。


<勝負あり勝者「四月一日 仁菜子」!>


そうして勝利宣言がなされて二人は医療ロボットによって連れ去られた。


「四月一日 仁菜子は勝負に勝ったが事実上の大敗だな」


「最後に木が使ったあの技は何なんだ?」


「強化人間のなり損ないの存在である強化失敗人間でござるか?」


「………………………そうだろうなこの私様も同じ強化失敗人間だからわかる」


「109億以上の人類に数百人しかいない強化失敗人間がここにも」


「何の強化失敗人間なんだ?」


「自爆するしかねぇ」


<はい、それじゃあ次の試合を始めるぞ>


「五行からは水担当のわたしが出るウサ」


「こちらからは私が出させて貰います」


そう言って二人は闘技場の中に降り立った。


<それじゃあ始めようか、3・2・1・スタート!!!!!>

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[解説「強化失敗人間について」

強化失敗人間は109億以上の人類に

数百人しかいない強化人間の何損ないであり

完全なる物質を無から作る出すと言う力を持つ凄い存在であり

生み出せる物質は人よって違い基本的に五つの物質を生み出せる]

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