第23話







「なあ、いつになったら分かるんだよ」



「もう‥‥やめっ‥‥あぁっ」



「俺に逆らった挙句、トラブルに巻き込まれやがって。また同じようなことを繰り返すようなら、永遠にここに閉じ込めてやろうか?」





永遠に思えるほどの長い時間、何度も何度も抱かれ、意識を手放しても強制的に引き戻されていた体は、とうに限界を迎えて悲鳴を上げていた。



与えられ続けた強烈な快楽によって、思考はドロドロに溶かされまともに機能してはいない。



教え込ませるように、刻み込むように、壊してしまうように激しく抱かれる。








「こんな傷を負いやがって、手加減してもらえると思うなよ」





女に蹴られたりお腹は青黒く変色している。



眉間に皺を寄せた時雨が、その箇所に指を這わした。



それだけで引き裂かれるような痛みが走る。



踏みつけられた腕も骨折は辛うじてしていないもの、腫れ上がっていた。



それを考慮してかは知らないが、時雨の機嫌を損ねるようなことをした時は決まってベットに拘束される両腕は、片手だけだった。

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