二編 生きている日とおまけの一日

今日は「生きてる日」だった。


「生きてる日」というのは僕が勝手につけただけだけれども、色々な場面で「生きていること」を実感した。


「生きている」ということとは、簡単に言えば怪我だ。


人によっては「あぁ、今日はなんて最悪な一日だ」そう思うに違いない。


僕は桃子ちゃん同様ハッピーな頭の持ち主なので、「僕は今日もまだ生きている。幸せだぁ」と思ってしまう。


もしかしたら僕以外にも同じように思っている方がいるかもしれない。


その人は朝からイヌの糞を踏んだり、水たまりに片足突っ込んだりしてもてるてる坊主のようにニコニコしているのだ。


彼は幼い頃とても貧乏で、食べるのもやっとな一日一日が「おまけの一日」だったのだ。


そんな彼は今では有名な企業に就職し、貧乏だったことを忘れるかの如く普通に生きているのだ。


そんな彼も不運な日には、「今日も僕は幸せに生きている」と感じているのだ。


でもそんなに日々も結局は「おまけの一日」にすぎない。

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