第34話
「オムライスとミートスパゲッティお待たせしました」
「「わぁ! 美味しそう!」」
來未と藤井がテーブルに持ってきた、オムライスミートスパゲッティに、陽菜と里穂は、同じタイミングで「美味しそう」と叫んだ。
「ありがとうございます。そう言って貰えると、作ったシェフも喜ぶます。では、珈琲をお持ち致しますので、少々お待ちください」
持ってきた料理をそれぞれ二人の前に置く。
來未は、珈琲を取りに、お盆(2人分)を持って裏に戻っていった。
そして、一人残った藤井も、
「では、どうぞごゆっくりお楽しみ……あぁ! ちょっとお持ちください! すぐ行きます」
「店員さん」と呼びかける別のお客さんに向かって、すぐに行きますと返事を返しつつ、目の前にいる陽菜と里穂の二人にもきちんと笑顔で対応する。
「あの? わたし達のことはもう大丈夫ですので、行ってください!」
「あぁすみません! ではこれで」
しかし、最終的には、客である陽菜と里穂の方に気をつかわれる形で、藤井は、二人のテーブルを離れた。
★
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます