第11話

5年前の12月19日。渚君にプロポーズをされた。

 5年前の12月24日。私の23歳の誕生日に渚君と正式に夫婦になった。

 5年前の12月25日。渚君が私の前から突然居なくなった。

 5年間。私は…貴方の事を一度も忘れた事なんかない。

 むしろ…貴方をいつも傍に感じてた。

 だけど、貴方は、いつも大事な所で私に嘘をつく。

 今回だって、一番大事な事を貴方は、私に教えてくれなかった。

 私は、貴方の妻なのに…

 結婚式はまだだけで、もう夫婦なんだよ?

 だから、貴方の罪だって、一緒に背負っていける。

 貴方はもう一人じゃあない

 私が居るんだよ?

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