第9話

_3分後_

 玄関のロックが解除され、マンションの中に入るとエレベーターで美緒の部屋がある8階に上がった。

 そして、美緒の部屋の前に辿りついた。

 すると扉が開き、家の中から、5年前よりさらに大人の女性に変身した美緒が渚の前に現れそのまま彼に抱きついた。

 ※美緒の恰好。髪型は、黒髪のボブ。服装は、灰色のチェックのタイトスカートに黒のニット。

 そんな美緒に対して今の自分は、伸びきったぼさぼさ髪をゴムで強引にうしろに一つにまとめ、同じく毛玉が一杯できた黒ニットにデニム。

 そんな美緒の姿に、渚は、申し訳なさと同時にこのまま彼女と一緒いてもいいのか不安になってきた。

 ☆

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る