第31話
勝手に消えて、独りで罪を被って
お前はそれはスッキリしたかも知れない。
なぁ? 渚。
確かに、最初は、岡宮永輝から美緒さんを略奪すること目的だった
けど、いつの間にか、
草津千里、七瀬樹利亜、堂城誠也、滝川春、そして、七瀬龍治&穎川泉。
色んな人を巻き込んで……いやぁ?
色んな人の人々の人生そのものを変えていったよなぁ?
渚。
お前は、罪なんて犯してないんだよ!
そりゃあ、見る人によったら、お前……いやぁ? 俺たちの行為は罪かもしれない。
でも、お前が、彼らや美緒さんの為にやろうとしたことまで、罪だと言うのなら、俺は、世界を許さない。
だって、お前は、関わった全員の事を幸せにはしたけど、逆に誰ひとり不幸にはしてないだろう?
まぁ? 幸せの仕方は、俺たち以外には、絶対できない特殊なやり方だけど。
それでも、俺は、お前の事を犯罪者とは思わっていないし、なんならお前の事を軽蔑もしない。
だって、俺は、俺の相棒だったら。
渚。
お前が何と言おうと。
お前が、俺と灯との未来を護る為に、独りで罪を被り一人で自首した事、俺は、今でも憎んでるからなぁ!
確かに、俺と灯の未来の為には、それが一番いい。
だけど、本当の意味で、俺と灯との未来を護りたかったなら……
一人で罪を被らないで、俺を一緒に連れて行け!
渚。
俺、灯に全部話したよ!
3年前のお前との罪。
そして、灯に言ったよ!
「渚だけに、3年前の罪を償わせるわけにはいけない。だから、俺も、あいつと一緒に罪を償おうと思う。だからさぁ、俺と別れて欲しいって」
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