第67話

貴方に とって私との恋愛はただのお遊び

 だけど 私は 本気で貴方に惚れて

 貴方に 触れて 触れられる日々に

 私の中に 今までなかった感情が生まれていく

 それどころか貴方への渇望(かつぼう)が日に日に強くなる

 自分が自分じゃなくなっていく

 でも 貴方が愛しているのは 肩書がついた偽りの私

 そう 決して貴方は 私を愛してくれない

 だって 貴方に取って 私は不倫

 私は いつの間にか不倫の片棒を担がされていた

 それでも私は もう一度振り向いて欲しい

 許されるなら 偽りの自分じゃなくて本当の自分に

 優しい言葉と抱きしめて激しいキスをして欲しい

 絶対叶わない願いだと解っている

 けど…責任ぐらい取って

 だって 私は 貴方に今でも 恋してる

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