第65話
『…樹利亜…』
そして、堂城もまた樹利亜の殺気にその場を動く事ができずにいた。
『ご婚約おめでとうございます…堂城さん』
そんな堂城の背後に誰かが近づき優しく声を掛ける。
『!?』
堂城は、その声に気づき後ろを振り向く。
すると、満面な笑みを浮かべながら自分の口を左手の人差し指で押さえながらこっちを見つめていた。
その姿に、堂城は全てを状況が理解できた。
なんで、樹利亜がいきなりこの会場に現れたのか、そして…急に姿を消したはずの泉石と一緒に居るのか手の取るように解ってしまった。
(…樹利亜、お前がそんな危険な橋を渡る必要なんかないんだよ)
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