突然の別れ
第51話
{この番号は、現在使われていないか、もしくは電波の届かない所にある為掛かりません}
渚が、忽然と姿を消して3週間。
昴は、その間もずっと渚の事を捜し続けた。だけど、渚は見つからなかった。
それどころか、あいつはマンションまで引き払っていた。勿論、目的の為だけに渚が借りていたあのマンションも。
しかも、そのマンションには、昴の私物が置いたまんまだった。
なので、あいつはでたらめな名前と住所を使い、自分あてに代金引き換えで送り付けてきた。
昴は、渚の居場所を知る為に、出来れば使いたくなかった最後の手段に出た。
『…昴君久しぶり! 今度結婚するんだってね? おめでとう』
昴からの電話に出た草津千里は、まるで昴が電話してくるのを待っていたかのように、最初に昴の結婚を祝ってくれた。
『あぁぁあのどうしてそれを?』
昴は、なんで草津が自分の結婚の事を知っているのかを尋ねる。
すると草津から…衝撃な言葉が返ってきた。
『…泉石は君に会う気はないよ? これ先ずっと』
「くくくくく草津さん!」
一方的に衝撃な言葉を告げたまま草津からの通話は切れてしまった。
★
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます