第37話
{俺は、6年前、俺は、結婚を前提に付き合っていたお前と南浜樹利亜さんを自分の利益の為だけに、引き離し、俺は、樹利亜さんを自分の妻にした。
けれど、それは、間違えだった。
俺は、樹利亜を一人の女性として愛する事ができなかった。
その証拠に、俺は、樹利亜と結婚しながらも、俺は、自分の価値を上げる為に、アイドルに手を出した。
それが、人気アイドルグループ「ホワイトハニー」の人気ナンバーワンだった穎川泉さんだった。
彼女には、本当に謝っても謝り切れない人として最低な行為をしてしまった。
彼女は、俺の汚い心なんて知らずに、純粋に一人の異性として俺に好意を持ってしまった。
そのせいで、穎川さんは、俺に利用されたばっかりに、大好きだった「ホワイトハニー」を裏切り、それどころか、彼女自身の「アイドル」の夢を奪ってしまった。
堂城、俺は…最低な男だよ。こんな事にすら気づかない、最低な男。
なぁ? 堂城。俺は、俺は、あいつらに会えていまは、よかったと思ってる。
あいつらと出会ったから、俺は…自分の愚かさに気づけたんだと思う。
堂城。お前らからしたら、今更だと思うけど、罪償うよ。
6年前、俺は、樹利亜を自分の為だけに、お前から奪った。
堂城。樹利亜は、いまでも君が好きだよ? 勿論結婚したいぐらい。
堂城…樹利亜の事、幸せにしてやれよ。
樹利亜を幸せにできるのは、俺じゃあなくて、堂城誠也、おまえだけだよ。
堂城、俺みたいに絶対なるなよ!}
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