裏切りへのキス
第15話
6年前、私は、堂城君に気持ちを伝える事ができなかった。
私は、あいつによって無理やり妻にさせられた後も、堂城君の事を忘れる事ができなかった。
だけど、堂城君は、私を避け始めた。
理由は、私の名前があいつと同じ、七瀬樹利亜に変わったから。
私だって、本当は、あいつの苗字なんて名乗りたくない。
「七瀬樹利亜」と呼ばれる度に、私の中から、かろうじて残ってる堂城君が、一歩ずつ消えて行く。
消えないで。もう、私を「七瀬樹利亜」って呼ばないで。
これ以上、私から堂城君を奪わないで
堂城君。私は、貴方の苗字を名乗りたい。
お願い助けて。
☆
「
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます