第8話

8年前。(堂城21歳・樹利亜20歳)まだ、あいつ(七瀬龍治)と知り合う前。

『堂城君は、なんの花が好き?』

『樹利亜さん! どうしたの急に?』

『いいから答えて! あぁ! 参考までに私の好きな花は、リナリアねぇ!』

 その頃の私は、彼に自分の気持ちに気づいて欲しくて、色々彼に、恋愛攻撃を仕掛けていた。

 でも、中々気づいて貰えなくて、乙女心に鈍感な堂城君に、私の堪忍袋の緒が切れて直接「私と付き合って下さい」と告白しようと思った。

 けど、そんな私に、バイト先のフラワーショップの店長(30歳の女性)が思いもよらないアドバイスをしてきた。

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