第71話
午前9時30分 葵駅
「……もう、ここには戻ってくるはなかったのに……」
7年ぶりに降り立った葵駅は、7年前と何一つ変わっていなかった。
7年前、白藤国際大学を自分は、夢だった英語教師にはならず、当時バイトをしていたroseにそのまま正社員として就職した。
兼城は一応、英語の教員免許を持っている。
だか、一度も教師の採用試験を受けなかった。
なので、友人及び先生からも何故採用試験を受けないのか最後の最後まで理由を尋ねられた。
そして、結局どこの学校の採用試験も受けることなく白藤国際を卒業し、それっきり葵及び白藤には行ってない。
なのにいま、自分はここに立っている。
「さぁ? 行こう! 7年前の連鎖を止めに! そして、全員が笑顔で前に進むために!」
★
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます