第3話

5年前(当時20)、短大を卒業して、探偵事務所に探偵として就職した。

 本当は、広告会社で働きたくて採用試験20社受け、でも結果は20社とも不採用で受ける気力をなくし、登録だけし全く利用していなかった求人サイトで偶々目に留まった探偵事務所の事務員募集の求人を見て、その当時推理小説が好きでよく読んでいたので、やる気を取り戻す起爆剤変わりに何も考えずに試験を受けた。

 すると、その一週間後、やる気を取り戻し、再び新しい広告会社の採用試験を受け、その結果を自分の家で待っていると、事務所から自分に当てに掛かってきて「採用です」と言われた。

 でも、その時はまだ受けた広告会社の結果が解らなかっていなかったので、事情を話し待って貰う事した。

 でも、広告会社の結果はやっぱり不採用で、卒業も間近に迫ってきていたので、唯一採用を貰った探偵事務所で働く事に決め、両親にもその事を話すと、最初はびっくりしていたが、体だけには気をつけろと、笑って送り出してくれた

 しかし、これが間違いの始まりだった。

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