第97話
「余計な事を考える余裕はなくなっただろ?」
してやったりな暁の表情。
「…………うん。」
赤くなった顔を暁に見られたくなくて、俯く。
「不安なら、ずっと朔といれば良い。」
「……ん、そうする。」
こくりと頷いた私はの頬を、暁の手が撫でる。
「それでも、莉茉が無理だと思ったら…。」
「思ったら?」
「俺に電話してこい。」
電話?
………暁に?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます