新学期・不安
第88話
「ーーーーーよし。」
リボンを付け終わって、赤いチェックのスカートの襞を撫でる。
今まで通っていた学校とは違う、新しい桜樺の制服。
まだ真新しくて、くすぐったい気持ちになる。
「………変、じゃないよね?」
皺とかなってたら、大変。
鏡を覗き込もうとすれば、後ろからふわりと抱き締められる。
慣れ親しんだ香り。
温かく、私を包み込むような優しい腕。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます