第6話
「ねぇ、暁。参考書を買いに行っても良い?」
「分かった。一緒に買いに行こうな。」
「うん。」
嬉しそうに頷く莉茉の華奢な身体を引き寄せて抱き締める。
きっと、
莉茉を失った瞬間、俺の中に潜む狂気が暴れだすたろう。
…………失えない。
この腕の中にやっと捕らえた、愛おしい女だけは絶対に。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます