第7話




「…………暁?」




不思議そうに俺を見上げる莉茉の額に、誓うように口付ける。




「他には無いのか?」



「他?」



「あぁ、参考書以外に莉茉の欲しい物。」





もっと頼ってくれれば良い。





何処までも、どろどろに甘えさせたい。




…………俺の側から離れなれなくなるくらいに。

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