第24話

to 框 翔吾

 翔吾久しぶり。俺の事、覚えてる?

 隼人。 染島 隼人 (そめじま はやと)

 俺の事は、どんでもいいんだけど。

 お前に確認したいことがあるんだけど…天童穂積ってお前の親友だよなぁ? お前の紹介で何回か会っただけだから、本人か分からないけど。

 この前、ゆかりちゃんが怪しい男性二人組と一緒に居る所を見掛けて、後をついていたら、案の定やばいホテルにたどり着いて。そしたら、一緒に居た一人の男がもう一人の男に対して『天童さん。自分はこれで』って一言だけ告げてその場から居なくなった。

 その男が居なくなるとゆかりちゃんが天童って言われて男に、『穂積さん。良かったんですか? あの人一緒じゃぁなくて』と心配そうに呟いてたんだ。

 俺は、二人も気になったけど、二人と一緒に居た男も気になって写真に残す事にした。これがそいつの写真。

 (写真添付)

 まぁ、ここからが本命な。俺は、ゆかりちゃんの事が気になって、ホテルに入って行った二人の写真を撮る為に、ホテルのむかいに偶然あったカフェに入って、その窓から二人の姿を見つけてそこから写真を撮ったから見にくかったらごめん。

(写真添付)

 翔吾。俺、ゆかりちゃんが悪い事に手を染めてるって、どうしても信じられないんだ。

 だから、真実を確かめて欲しいだ。

 from 染島 隼人

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る