第22話
いつものように学校に行き、教室に入る。
廣田くんが、
「おはよう。昨日はごめんね。今日、来れる?」
「うん。」
「じゃ、今日は一緒に帰ろう。」
「うん。」
今日もまた、昨日みたいになったりして…。
昼休み、購買にジュースを行った帰り、2年生の教室がある2階への階段を上っていると、階段の下から口論のような声が聞こえてきた。
「だから、そういうとこがイヤになったんだよ。」
「そういうとこって?」
「自分のことしか考えられないとこだよ。」
「そんなことないよ、わたし……」
「亜美、俺たち別れよう。」
「りゅーちゃんっ!」
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