第20話
あたしは、とぼとぼとバス停に行き、やがてやって来たバスに乗り込む。
家に帰って、手洗いうがいをし、着替え、予習復習をする。
授業中、いつ当てられるかわからないから、ちゃんと勉強しないとヤバいのだ。
「陽緋ー、ご飯よ。」
ご飯をポソポソ食べ、お風呂に入り、また自分の部屋に戻る。
佳代子から電話が入り、
「もしもし。」
『もしもし。陽緋、ごめん。陽翔に言っちゃったの。』
「陽翔から聞いたよ。大丈夫だよ。
でも、心配してたわ、やっぱり。」
『そりゃそうだよ。
でも、陽緋が好きならしょうがないもんね。』
「うん。心配かけてごめんね。」
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