第9話

廣田くんのお母さんが紅茶を出してくれた。


「ありがとうございます。廣田くん、パフェ作るって…」


「あのコ、時間があるときは、手伝ってくれるの。」


「そうなんですか。」


「ゆっくりしてってね。」


「ありがとうございます。」


紅茶を啜っていると、廣田くんがパフェを持ってやってきた。


「どうぞ。チョコレートパフェだよ。」


あたしの前にパフェを、お盆をカウンターに置き、隣の席に座る廣田くん。


木の葉リンゴやイチゴ、バナナなどのフルーツがたくさん乗せてある。


「いただきます。」

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