第34話
無視無視。寝たふり。
のはずが本気で寝てた。
夜中喉が乾いて、冷蔵庫からミネラルウォータを出し、グラスに注いで飲む。
「美咲?オレも水。あ、飲ませて?」
ミネラルウォータを口に含み、寝たままの創くんに口移しする。
「もっかい」
また飲ませる。
と、体を引き寄せられ、深いキス。
いつの間にかアタシが下に、創くんが上に。
「創くん、今何時?」
唇を話して訊く。
「3時。まだ時間あるよ?」
「ごめん。眠いから。」
眠いからなんてウソ。
『美咲はいい奥さんになるね。』
その言葉がショックだった。
創くんはきっと、アタシとの未来なんて考えてない。
というか、いつまでこのまま?
創くんはどう思ってるんだろう。
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